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収納は、これで足りますか?

「収納は、これで足りますか??」

今週末は、こんな質問がありました。

たまたま建売住宅を見られて、ウォークインクローゼット
が2~3畳ほどのケースが多かったこともあり、確認のため
に軽い気持ちで質問されました。

もちろん私の答えは、「わかりません。」

質問者の収納量や生活スタイルも分からなければ、将来設
計もわからないからです。

「収納が足りない…」

これは、失敗談としては常に上位項目です。まだまだ現在の
業界提案では、改善への道は程遠いですね。

LDK&書斎&サンルームなどの部屋数を増やそうと必死なるこ
とは多いですが、収納は皆さん面倒臭いのか後回しのようです。

最近、「上手に整理する収納術」なんて言う感じのイベントも
増えているので、意識は高まっていますが、そもそも絶対量が
足りていませんよね。

収納計画の手抜きは、マイホームに住み始めてからの快適度に
直撃ですよ。

廊下に物が散乱

せっかく造った和室が納戸状態

子供の物が増えるばかり

収納はあるが、2階ばかり

○○と同居することになった

車が増えた



失敗談目白押し部門ですが、計画していなかったことが全て原因
です。

「だいたい皆さんこれで生活できていますから」

「現代住宅は、これくらいが標準ですよ」

なんていう他人事のような根拠のないやりとりも、当てにしたら結
果は同じですね。

どうでしょう、ただただ収納品全部書き出してみませんか。

タオル○枚、お皿○枚なんて面倒臭いですか??

大事なのは、図面を書いてもらう設計士に伝えることですよね。

それなら、

洋服を掛けるハンガーパイプは、○m欲しい

段ボール箱で表現するなら、○箱分

でも十分ではないですか?

伝えるための色々な換算表現がありませんか?

是非、図面を書いてもらう前に準備しておきたいものですね。

建ててしまってから、月日と共に家族の経年変化に直面し、業者や
営業マンに文句が言いたくなっても、一つも解決策はありませんか
ら、業者任せにし過ぎず自主制がキーポイントの計画の一つですね。

そんな風にやり取りをしていたら、スッキリしている家を想像して
やる気が出てきたらしく、全部書き出すことにチャレンジすること
になりました。

初めは、自主性とやる気にお任せですが、結果が出てきたら収納品
チェックリストでサポートしながら肉付けです。

「リビングの大きさと収納」だったら、どっちを選ぶ??

そんな質問をする日も来るのかなぁと思った意見交換会でした。