「お爺ちゃんの土地に建築するとは」
お爺ちゃんが所有の土地に住宅を建築する予定をお持ちの方も、
たくさんいらっしゃいますよね。
その理由は、あげるって言われているし、土地を購入しなくても良いか
ら、なんてものが多いようですね。
ご先祖に感謝することが一番大切ですね。
そんな計画をお持ちの方も、確認することはたくさんあります。
直ぐに気になってしまうのが、
親兄弟はいますか?相続はどうしますか?
そんなことをイメージして欲しいし、確認することが大切ですね。
まずは、お爺ちゃんが亡くなられた時、親兄弟が法廷相続人で
あることを頭に入れて置いて下さいね。
例え親兄弟が亡くなられていたとしても、そのご子息(孫)も権利を
主張できるということも覚えておいて下さいね。
そこから、ご家族にとって大切なことを確認していって下さい。
建築する土地を建築する本人の名義にしない場合は、
例え自分の家が建っていても、土地全体がお爺ちゃんの名義ですよね。
親兄弟が法定相続人ですから、慌てて揉め事にならないようにする
必要がある方もいるはず。揉めてしまったら時すでに遅し状態です。
また、建築する本人の名義にしない場合は、お爺ちゃんにローンの連
帯保証人になってもらう必要もありますよ。
今回のケースは、お爺ちゃんが認知症で施設に入っているから、
今後も使用する予定がないという土地でもある…
認知症の診断結果がある方の土地や資産を親族が勝手に名義変更
することはできないし、変更するためには成年後見人制度が必要になっ
てくるということもありますよ…
そんな流れを認識してもらいながら、自分のお金で家を建てるんだから、
仲の良い親族とはいえ、法定相続人さん達以上に、権利の整理の時に
はそれぞれの家族もいらっしゃいますので、
ややこしくならないように、親族で一度集まって一緒に考え、相続分配
も含めて確認していきましょう。
と、やり取りをした意見交換会でした。